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医院のコンセプト

私がインプラント治療を始めたのは1991年頃であり、既に今から20年程も前のことになります。

また当医院は、先代院長が同地で開院してから既に30年以上が経過し、そのうちの前半約16年を先代の院長が、後半の、その間にリニューアルをはさんだ現在までの16年程を私が院長として診療しています。


 その間には、インプラントを取り巻く環境も大きく変化し、また、インプラント自体も進化を遂げて、その概念や治療のあり方、そして患者さんの側の認識についても変わってきました。

特に、日々の診療に長年積極的に取り入れてきた私にとって、長い付き合いのあるインプラントというものは、日常的な診療の流れの中でごく普通の「治療方法の選択肢の1つ」であると言えます。


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 そもそも私自身の歯科治療への考え方の基本は、「歯の保存」にあります。それは、現時点で残されている患者さんの歯を如何にして延命するか、そのためには“何が必要で、どのような治療を加えることがふさわしいのか”、ということに尽きます。
従って考え方として、私が行うインプラント治療は概ね「ミニマム」なものが殆どとなり、それは患者さんご自身の歯牙と共存共栄をはかって、その寿命を延ばすことに貢献する事が主な目的となるからです。判りやすく言えば、「足りない部分を補い現在可能な範囲で、本来有るべき状態へと再建することにより、延命をはかる」ということです。

それは近年、極端にインプラントに特化した概念の元で行われる、積極的に手を加えて大胆に「抜いたり、切ったり」をおこなう、“マキシマム”なアプローチ下に行われる「アクロバティックなインプラント治療」と呼ばれる類のものとは治療思想の違うものです。


現在口の中を建て直していく方法には様々な手段があり、義歯、ブリッジ、セラミック、マグネット・アタッチメントなど、そうした色々な方法を組み合わせることによるアプローチがあるのです。


 そしてまた、長年の経験として言えるのは、インプラント治療についてはむしろ、その完了した時点よりも後に起こりうる事までを想定しえる、そうした診断能力こそが重大な要素であって、求められるものだということでしょう。それは、術前の患者さん個人個人に対しての全身的な健康状態は勿論として、咬み合わせの状態や悪習癖、生活習慣の部分にまで及んだ診査と、その結果に対しての配慮が成されているか否か、ということです。


 当医院は“インプラント専門”医院ということではありません。 それは先述のように、長年一般の歯科治療の中にインプラントを取り入れた治療を行ってきた経緯によるものです。そうしたことによる一番の利点は、「インプラントを実施する医師と、それ以外の治療を行う医師が同一人物である」こと、だと考えています。要するに、“インプラントの利点も欠点も理解した人間が自身で、初診時に於ける患者さんの診断から治療計画の立案はもちろん、インプラントを含めたその治療の全てを一貫して治療完了までについて把握して、実施する”ということであると言えるでしょう。

自らがインプラント治療を施し、治療を完了してから10〜15年以上を経過して現役で機能している症例を実際にお持ちの先生というのは、皆さんがお考えになっている程多くはないでしょう。

節歯科クリニック 院長 鮎瀬 英彦 
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